糖類と糖質の違いを解剖!「糖類ゼロ」で太る真相と表示の裏側

今注目を集めている 糖類と糖質の違いを解剖!「糖類ゼロ」で太る真相と表示の裏側について、多角的な視点を分かりやすく掲載しています。

コンビニやドラッグストアで並ぶ商品のパッケージには、「無糖」「ノンシュガー」「糖質オフ」「糖類ゼロ」など、紛らわしい惹句が溢れています。これらはメーカーが自由に名付けているわけではなく、消費者庁が管轄する食品表示基準のルールによって厳密に定義されています。

まず押さえておくべきは、「ゼロ・無・ノン・レス」などの完全不含有を想起させる【絶対表示】と、「オフ・低・微・ひかえめ」などの【相対表示・低減表示】の基準差です。法律上、食品100g(飲料なら100ml)あたりに含まれる量が一定基準未満であれば、微量に含まれていても「ゼロ」と表記することが認められています。

また、ノンシュガーと無糖の違いについて疑問を持つ方も多いですが、食品表示基準上はどちらも「糖類に含まれる糖(単糖類・二糖類)が100gあたり0.5g未満」であることを指し、法的な位置づけは同じ「糖類ゼロ」の枠組みに入ります。糖類ゼロと糖質ゼロの違い、そしてオフ表示の基準を整理したのが下表です。

表示名称詳細・数値データ(基準値)一般的な基準・対象物質編集部の見解・評価糖質ゼロ100g(ml)あたり糖質量0.5g未満糖類、多糖類、糖アルコールをほぼ含まない血糖値への影響は極小。ケトジェニックや厳格な制限時にも極めて信頼性が高い。糖類ゼロ
(ノンシュガー・無糖)100g(ml)あたり糖類量0.5g未満単糖類・二糖類(砂糖や果糖など)のみが対象外小麦粉やデンプン由来の「糖質」が大量に含まれるリスク大。裏面確認が必須。糖質オフ
(糖質ひかえめ)100gあたり5g未満(飲料は2.5g未満)
または比較対象より25%以上低減糖質全体を一定割合カットした状態通常品よりは低いが普通に糖質を含む。「オフだから何個食べても良い」は完全に誤り。糖類オフ
(低糖類)100gあたり2.5g未満(飲料は1.25g未満)
または比較対象より25%以上低減砂糖等の糖類を一定割合カットした状態最も誤解を生みやすい区分。デンプンや甘味料が含まれ、血糖値への油断は禁物。

この糖類オフと糖質オフの基準比較から読み取れる最も残酷な現実は、「糖類ゼロ飲料を500mlペットボトルで1本飲み干した場合、法律上は最大2.4gの糖類が含まれていても文句は言えない」という点です。さらに、糖質ゼロでなければ、他の糖質が10gや20g入っていても法律上の表記ルールには一切違反しません。このギャップが消費者の体重増加を引き起こすブラインドスポットとなっています。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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