細編みの編み方入門!端が斜めになる原因と綺麗に編むプロの裏ワザ

細編みの編み方入門!端が斜めになる原因と綺麗に編むプロの裏ワザの基本情報から最新動向までをわかりやすく整理しました。

初心者が抱える最も深刻な悩みが、「編み進めるほどに幅が狭まり、長方形になるはずの編み地が三角形や台形に歪んでいく」というトラブルです。この失敗を引き起こす元凶は、細編み端が斜めになる理由と細編み目数が合わない原因が表裏一体である点にあります。

根本的な原因は、細編み立ち上がりの編み方における業界標準の構造ルールを勘違いしていることに集約されます。かぎ針編みでは段を変える際に高さを出すための「立ち上がりの鎖編み」を編みますが、細編みの立ち上がり(鎖編み1目)は「1目として数えない」という鉄則があります。

長編みの場合、立ち上がりの鎖編み3目はそれ自体を「長編み1目」としてカウントするため、1目めの足元には針を入れません。しかし細編みでは、立ち上がりの鎖1目は単なる高さ合わせの補助に過ぎず、目数には含めません。そのため、立ち上がりを編んだ直後の「根元にある最初の目」に必ず針を入れなければならないのです。ここを飛ばしてしまうと、毎段1目ずつ勝手に減目(目を落とす)されていき、端が内側へ斜めに削れていきます。

さらに逆側の端でも悲劇が起きます。段の最後の目を編む際、前段の細編みの「頭」ではなく、前段の立ち上がりの鎖編みを誤って拾ってしまったり、逆に直前の目が小さく引き締まって見えなくなっているために最後の1目を編み残してしまったりするケースです。この2つのミスが重なることで、目数が段ごとに増減し、両端が波打つようにガタガタと崩れてしまいます。

この致命的なトラブルを未然に防ぎ、絶対に目を落とさない裏ワザとしてプロが現場で徹底しているのが、1目めの頭への段数マーカー装着です。段の最初で根元に細編みを1目編んだ瞬間、かぎ針にかかっているループではなく、完成した細編みの頭にある「V字のクサリ2本」にプラスチック製の段数マーカー(安全ピン型のステッチマーカー)をパチンと通します。編地をひっくり返して戻ってきた際、マーカーが付いている場所が「その段の最後の目」であることが一目で判別できるようになります。目数を手動で数え直すストレスから完全に解放され、端のラインが定規で引いたように真っ直ぐ揃う劇的な効果を生み出します。

伊藤 翔太

伊藤 翔太

フード&トラベルライター

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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