水漏れを防ぐ逆止弁の仕組みと故障サイン!交換費用と向きの真相

水漏れを防ぐ逆止弁の仕組みと故障サイン!交換費用と向きの真相の全貌を詳しく解説してご紹介します。

逆止弁を取り扱う上で、プロの設備業者でも新人が最も厳重に指導されるポイントが「逆止弁の取り付け向き」です。逆止弁の本体外側には、鋳出し文字や刻印で必ず「流向を示す矢印(→)」が刻まれています。この矢印の向きと実際の水流方向が180度逆に設置された場合、水流は一切遮断され、蛇口をひねっても水が一滴も出なくなるか、給水ポンプに極端な過負荷がかかってモーターが焼き付きます。

さらに深刻な二次被害をもたらすのが、配管内で発生するウォーターハンマー現象(水撃作用)です。急激に電磁弁やレバー水栓を閉じた際、流れていた水の運動エネルギーが行き場を失い、管内で急激な圧力サージ(衝撃波)へと変換されます。このとき、逆止弁の応答速度が遅かったりスプリングがヘタっていると、開いていた弁体が背圧で激しく弁座に激突し、「ドスン」「カン」という凄まじい衝撃音と振動を配管全体に撒き散らします。

ウォーターハンマーを放置すると、配管の継手部分が疲労破壊を起こして床下や壁内での大規模漏水事故に直結します。現場でのウォーターハンマー対策としては、閉止応答性に優れた「スプリング内蔵型ショックレス逆止弁」への換装や、配管経路への水撃防止器(アキュムレータ)の併設が決定打となります。単に水を止めるだけでなく、流体の急変による運動エネルギーをいかに制御するかが、配管システムの寿命を大きく左右します。

松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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