日本から一番近い国はどこ?韓国・台湾を超える最短3.7Kmの真相
日本から一番近い国はどこ?韓国・台湾を超える最短3.7Kmの真相の背景について、専門知識を詳しくお届けします。
「日本から一番近い外国」を国境間の最短直線距離で計測した場合、正解は韓国でも台湾でもなくロシアだ。
北海道の東端に位置する根室半島の納沙布岬(のさっぷみさき)から、沖合に浮かぶ歯舞群島の貝殻島(かいがらじま)までの距離は、わずか約3.7kmしか離れていない。東京駅から皇居や銀座周辺を散歩する程度の距離感であり、晴れた日には岬の高台からロシア側が管理する貝殻島灯台の姿や、周辺を行き交うロシアの警備艇が肉眼でくっきりと捉えられる。
もちろん、日本政府の公式見解において北方四島(択捉島、国後島、色丹島、歯舞群島)は「日本固有の領土」である。この公式見解に基づく法的な国境線は択捉島と得撫島(ウルップ島)の間に設定されており、その場合の距離は約40.5kmとなる。しかし、第二次世界大戦末期から現在に至るロシアの実効支配ライン(事実上の境界線)を基準にすると、納沙布岬と貝殻島の間が実質的な境界となり、わずか3.7kmという驚異的な近さが成立しているのが現状だ。