「T字路は直進優先」は大誤解!突き当たり側が勝つ道交法の真相
「T字路は直進優先」は大誤解!突き当たり側が勝つ道交法の真相に関する深掘り解説を詳しく解説いたします。
Q1:住宅街の路地で標識も白線もないT字路の場合、どちらが優先されますか?
A1:まず「道幅」を確認してください。明らかに道幅が広い道路を走っている車両が優先(広路優先)されます。もし双方の道幅がほぼ同じである場合は、道路交通法第36条の「左方優先」が適用されるため、交差点へ進入する側から見て「左側から進入してくる車両」が法的な優先権を持ちます。
Q2:道路交通法で「T字路」ではなく「丁字路」と表記されているのはなぜですか?
A2:日本の道路交通法が制定された昭和30年代当時、法令用語として外国語のアルファベットである「T」を避行し、漢字の形状が同じ三差路を意味する「丁(てい)」の字を採用したためです。現在でも警察の公式文書や法律上は「丁字路(ていじろ)」が正式名称ですが、世間一般では形状の直感的なわかりやすさから「T字路(ティーじろ)」と広く呼ばれています。
Q3:T字路の突き当たりから右折して大通りに出る際、直線路から右折してくる対向車とバッティングしました。どちらが優先ですか?
A3:直線路側の道路に中央線が貫通している優先道路である場合、基本的には直線路側から右折してくる車両が保護されます。ただし、双方の道路が同等幅員である場合は、突き当たり側から見て直線右折車は「右折同士」の力関係となり、お互いの徐行義務と交差点安全進行義務が問われます。合流しようとする側が無理に頭をねじ込むと重い過失を問われるため、直線路側の右折車の動きを完全に確認してから発進するのが鉄則です。
Q4:T字路で直進車と突き当たりからの進入車が衝突した場合、ドライブレコーダーの映像は過失割合に影響しますか?
A4:極めて強力な証拠能力を持ちます。「どちらが先に交差点内へ頭を入れていたか」「一時停止ラインでタイヤが完全静止していたか」「交差点手前で直進車が著しい速度超過(制限速度オーバー)を犯していなかったか」など、過失割合の5〜20%の修正要素を左右する客観的事実がすべて克明に証明されるため、近年では示談交渉の成否を決める決定打となっています。