縮毛矯正とカラーどっちが先?同日施術の罠と絶対に失敗しない美髪新基準

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結論から明示すれば、毛髪科学およびケミカル施術のセオリーにおける鉄則は「縮毛矯正が先、ヘアカラーが後」です。ネット上の掲示板やSNSでは「カラーを先にしてから縮毛矯正をかけた」という体験談が散見されますが、現場のサロンワークにおいてこれは極めて例外的なケースに過ぎません。

なぜこの順番を崩してはならないのか。最大の要因は縮毛矯正カラー色落ち理由のメカニズムにあります。縮毛矯正は、髪内部のシスチン結合(S-S結合)を切断するためにpH8〜9前後のアルカリ剤と還元剤(チオグリコール酸など)を使用します。もし先にカラーリングを行ってキューティクル内に酸化染料を定着させていた場合、後から塗布された縮毛矯正1剤のアルカリによってキューティクルが過剰に開き、内部に留まっていた染料分子が大量に外部へ流出してしまいます。

さらに致命的なのが、その後に続く160℃〜180℃の高温アイロンプレスです。熱によって酸化染料そのものが熱変性を起こし、アッシュ系やオリーブ系などの繊細な寒色系カラーは一瞬で赤茶色や黄ばんだ色へと濁り変化します。結果として「せっかく1万5,000円かけて染めた透明感カラーが、わずか数日で台無しになる」という事態に陥るわけです。

白髪染めの場合も全く同じロジックが適用されます。白髪染め縮毛矯正順番においても、縮毛矯正を先に行うのが鉄則です。白髪染めを先にして縮毛矯正を重ねると、白髪を覆っていた濃いブラウン染料がアルカリと熱で剥ぎ取られ、白髪がギラギラと浮き上がってしまう現象(リフトバック)が発生します。特別な事情がない限り、土台となる髪の形状を縮毛矯正で整え、キューティクルが落ち着いた段階で色味を定着させるアプローチが毛髪科学上最も合理的です。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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