ですます調の反対はだ・である調!恥をかかない文体ルールと使い分け
ですます調の反対はだ・である調!恥をかかない文体ルールと使い分けにまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。
文体に関するトラブルの中で、教育現場や採用選考の現場で圧倒的に多く報告されているのが文体混在ルールの形骸化です。大学で長年学生の論文指導にあたる教員の手記や、知恵袋・SNS上での学生・若手社員の告白を分析すると、極めて生々しい実態が浮き彫りになります。
ある私立大学の人文系学部教授は、学内紀要の手記で次のように率直な苦悩を明かしています。
「提出されたレポートの冒頭が『〜である』で始まっているにもかかわらず、中盤の考察で『〜と考えられます』となり、結びで『〜だと思います』と私小説化していくケースが毎年後を絶たない。文体の揺らぎは、論理構造の破綻とほぼ完全に相関している」
知恵袋などのQ&Aコミュニティでも、「レポートを敬体で書いてしまい再提出を命じられた」「ビジネスメールでだ・である調が混ざり、上司から厳重注意を受けた」という投稿が毎年春から初夏にかけて急増します。読み手にとって、文体の乱れは「リズムの不快感」をもたらすだけでなく、書き手の思考が整理されていない証拠として映るのです。