ロシアはヨーロッパかアジアか?地理・歴史から真相を徹底解剖
ロシアはヨーロッパかアジアか?地理・歴史から真相を徹底解剖とは一体何なのか? 背景や要点を簡潔に解説します。
ロシアのアイデンティティを形成する上で、歴史的な背景と民族構成は欠かせない要素です。
ロシア人の人種・民族的なルーツは、東ヨーロッパ平原に定住していた東スラブ系民族にあります。現在もロシア連邦の人口の約8割をスラブ系ロシア人が占めており、言語もインド・ヨーロッパ語族のスラブ語派に属します。宗教面でも、988年にキエフ・ルーシのウラジーミル1世が東ローマ帝国(ビザンツ帝国)からキリスト教(正教)を受容して以来、ロシア正教が精神的支柱となってきました。
歴史の転換点となったのが、17世紀末から18世紀初頭にかけて君臨したピョートル大帝による西欧化改革です。大帝は首都を西側のサンクトペテルブルクへ移し、ヨーロッパの先進的な軍事、技術、法制度、宮廷文化を猛烈な勢いで導入しました。
その結果、トルストイやドストエフスキーに代表される文学、チャイコフスキーらのクラシック音楽、バレエ、エルミタージュ美術館に象徴される建築美など、ロシア文化はヨーロッパの精神世界と深く結びつき、世界最高峰の芸術へと開花しました。