なぜナポレオンは建てた?エトワール凱旋門の歴史の真相と登り方・予約完全攻略
なぜナポレオンは建てた?エトワール凱旋門の歴史の真相と登り方・予約完全攻略とは一体何なのか? 主要なファクトを整理してお届けします。
現地を訪れる観光客が陥りがちなトラブルや、インターネット上で散見される誤解についても正確に把握しておく必要があります。特に安全面に関わる致命的なミスとして挙げられるのが、シャルルドゴール広場の横断問題です。
凱旋門が鎮座するシャルル・ド・ゴール広場(旧エトワール広場)は、信号のない巨大な円形交差点(ラウンドアバウト)であり、12本の大通りから押し寄せる車が猛スピードで激しく交差しています。地上には横断歩道が一切存在せず、車道を歩いて渡ろうとする行為は極めて危険であり、警察官による制止や過料の対象にもなり得ます。
凱旋門の敷地へアクセスするための正解ルートはただ一つ、地下通路(パサージュ・スーテラン)を通ることです。シャンゼリゼ通りの北西端、またはグランド・アルメ通り側に地下への階段が設置されており、そこから安全に門の足元へと抜けられます。メトロ(地下鉄)の「シャルル・ド・ゴール=エトワール(Charles de Gaulle - Étoile)」駅を利用する場合は、出口(Sortie)の案内表示に従って「Arc de Triomphe」方面へ進めば、地上に出ることなく直接凱旋門の地下エントランスへ到達できます。
また、建築的な呼称に関する誤解も見逃せません。パリ郊外の近代都市ラ・デファンスに立つ巨大な超高層建造物「グランダルシュ」は、日本国内では通称として「新凱旋門」と呼ばれることが多いため、「ナポレオンの凱旋門の後継として建てられた軍事記念碑」と混同されがちです。しかし実態は、フランス革命200周年を記念して1989年に完成した国際平和と博愛を称えるモニュメント兼多目的オフィスビルであり、戦勝を祝う凱旋門とは思想的にも構造的にも全く異なる現代建築です。