水性ソフトサーフSgの評判と弱点!職人が絶賛する理由と失敗回避策

水性ソフトサーフSgの評判と弱点!職人が絶賛する理由と失敗回避策の重要ポイントをご紹介します。最新トレンドが詰まっています。

水性ソフトサーフSGを取り扱う上で、業界内で長年議論されている最大の盲点が「窯業系サイディングへの適用可否」です。メーカーのカタログ上ではサイディング下地も適応下地に記載されているものの、実際の現場では細心の注意を要します。

典型的な失敗例として報告されるのが、直貼り(じかばり)工法のサイディングで発生する「熱膨れトラブル」です。2000年以前に建てられた住宅に多い直貼り工法は、サイディングボードの裏側に通気層(空気の通り道)が設けられていません。この構造に肉厚な微弾性フィラーである水性ソフトサーフSGを塗布すると、外壁材内部に溜まった湿気や水分が太陽熱で温められて水蒸気となり、伸縮性のある微弾性塗膜を内側から風船のように押し広げてしまいます。

さらに、近年の高耐候性サイディングに見られる難付着サイディング(光触媒・無機・フッ素コーティングが施されたボード)への密着不良も頻発しています。汚れを弾く特殊な表面処理が施された外壁に水性ソフトサーフSGを直接塗布すると、数年で塗膜がシート状にペリペリと剥がれ落ちる事故につながります。こうした基材には、専用の二液型弱溶剤エポキシ系シーラーを下塗りした上で施工するか、難付着サイディング専用の下塗り材を選択しなければなりません。

また、ネット上で散見される「水性ソフトサーフSGを塗れば、どんなひび割れも直る」という言説は極めて危険な誤解です。本製品が埋められるのはあくまで幅0.2mm〜0.3mm未満の構造に影響のないヘアクラックに限られます。幅0.3mm以上、深さ数ミリに達する「構造クラック」に対しては、あらかじめUカット・Vカット工法によるシーリング充填やエポキシ樹脂注入などの下地処理を行わずにサーフSGを塗り重ねても、建物の挙動によって短期間で同じ箇所から塗膜が破断します。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest