サムズアップとは?海外で危険な理由と正しい意味・由来を徹底解説
サムズアップとは?海外で危険な理由と正しい意味・由来を徹底解説についての最新情報をお届けします。
海外文化の違いだけでなく、特定のアクティビティ現場においてもサムズアップは一般的な意味と真逆の定義を持ちます。その最も顕著な例がスキューバダイビングです。水中では会話ができないため厳格な国際共通ハンドシグナルが定められていますが、ダイビングにおけるダイビングサムズアップ浮上のサインは、日常会話の「Good」や「了解」ではありません。
ダイビングの世界において、親指を上に向ける仕草は「異常事態またはダイビング終了に伴い、水面へ浮上する」という緊急指示を意味します。初心者が水中でインストラクターから「体調は大丈夫か?」「残圧はあるか?」と尋ねられた際、元気であることを伝えようと親指を立ててサムズアップを返してしまうミスが頻発しています。このサインを受けたインストラクターは、直ちにダイビングを中断し、減圧停止の安全確認をしながらグループ全体を水面へ引き上げる作業に入らざるを得なくなります。
もし水深20メートルを超えるディープダイビングの現場でパニックになった初心者がサムズアップを掲げ、そのまま急浮上してしまえば、減圧症(潜水病)や肺破裂という死に直結する重篤な事故を招きます。ダイビングの世界で「問題ない」「順調」を伝えるサインは、親指と人差し指で輪を作る「OKサイン」です。日常の何気ない癖が、閉鎖環境や極限状態においては生命の危機を招くリスク要因になり得る好例と言えます。