腸のヘルニアとは?放置が命取りになる理由と見逃せない初期症状を徹底解説
腸のヘルニアとは?放置が命取りになる理由と見逃せない初期症状を徹底解説とはどのようなものなのか? 詳しい意味を整理してお届けします。
なぜ腸のヘルニアを放置してはならないのか。その決定的な理由が、飛び出した腸が筋肉の隙間に挟まったまま戻らなくなる腸ヘルニア嵌頓(かんとん)の存在です。
狭い隙間に腸が強く締め付けられると、局所の血流が完全に途絶えます。血の巡りを失った腸管はわずか数時間で壊死し始め、激しい激痛とともに嘔吐や高熱を引き起こします。さらに腸の内容物が遮断されることで腸閉塞合併症リスクが跳ね上がり、最悪の場合、壊死した腸が破れて腹膜炎を併発し、敗血症から死に至ることも決して珍しくありません。
「これまでは指で押せば戻っていたのに、急に戻らなくなった」「しこりが硬くなり、激痛が走る」といった症状が現れた場合、それは即刻の緊急手術を要するサインです。発症から時間が経つほど腸の切除範囲が広がり、生命危機に直結するため、一刻を争う救急要請が求められます。