ユニコーン「雪が降る町」はなぜ年末の定番曲に?誕生秘話と歌詞の深層

ユニコーン「雪が降る町」はなぜ年末の定番曲に?誕生秘話と歌詞の深層の背景について、最新情報を基に徹底解説します。

1990年代初頭の日本の音楽マーケットは、いわゆるビーイング系サウンドの台頭やタイアップ重視のミリオンセラーが連発する黄金期の入り口にありました。特に冬のシーズンには、山下達郎の「クリスマス・イブ」を筆頭に、恋愛と祝祭感を前面に押し出したクリスマスソングがチャートを席巻していた時代です。

当時、勢いに乗っていたユニコーンの制作現場でも、レコード会社やディレクター陣から「クリスマスソングを書いてほしい」という明確なオーダーが寄せられていました。しかし、フロントマンの奥田民生をはじめとするメンバーたちの反応は、世間の期待とは正反対のものでした。当時の音楽誌のインタビューや関係者の証言によると、奥田民生は「世の中にクリスマスソングはすでに山ほどある」「クリスマスが終わった途端に聴かれなくなるのはもったいない」と語り、発想を大きく転換させたといいます。

あえてクリスマスという単語を排除し、12月25日が過ぎ去ったあとの「年末の数日間」に照準を合わせる——このユニコーンらしいアイロニーと遊び心が、ユニコーンの「雪が降る町」の制作秘話における最大の転換点でした。発売日は1992年12月2日。8cmシングルとして世に放たれた本作の原曲は、華美なシンセポップとは対照的な、どこか泥臭くも温かいバンドアンサンブルによって生み出されました。

石川 優花

石川 優花

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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