Inaxライブミュージアムはなぜ人気?光る泥だんご予約のコツと見どころ徹底解説
Inaxライブミュージアムはなぜ人気?光る泥だんご予約のコツと見どころ徹底解説についての最新情報をご紹介します。
INAXライブミュージアムの敷地内には、土とやきものにまつわるテーマごとに分かれた6つの見学・体験エリアが点在しています。それぞれの見どころを事前に把握しておくことで、見学の密度が格段に変わります。
筆頭に挙げられるのが、約7,000点以上の貴重な装飾タイルコレクションを誇る「世界のタイル博物館の見どころ」です。一歩足を踏み入れると、紀元前のメソポタミアや古代エジプトのタイルから、イスラム建築のモスクを思わせる美しいドーム天井、さらには19世紀ヨーロッパのビクトリアン・タイルまで、時代と国境を越えたタイルの小宇宙が広がります。タイルの幾何学模様と鮮やかな色彩美は、デザインや建築のプロフェッショナルをも唸らせる完成度を誇り、館内随一のフォトジェニックな空間を形成しています。
産業遺産としての迫力に圧倒されるのが「窯のある広場 資料館」です。かつて常滑で土管や陶器を大量に焼き上げた巨大な石炭窯(両口倒焔式窯)と、青空に向かってそびえ立つ赤煉瓦の大煙突は、国の登録有形文化財および近代化産業遺産に認定されています。保存修復工事を経て公開されている窯の内部に入ると、煤で黒光りするレンガ壁や燃焼室の構造を間近で観察でき、近代日本の衛生環境を支えた土管産業の熱量が肌に伝わってきます。
土という素材そのものの温もりと無限の造形力に向き合う空間が「土 どろんこ館」です。建物自体が版築(はんちく)や藁すさ入りの土壁で仕上げられており、構造美そのものが見どころとなっています。前述の光る泥だんごづくりの体験スペースもここに位置し、土の持つ質感や湿度、光沢の科学を体感的に学ぶことができます。
近代日本の建築史において欠かすことのできない資料を集積したのが「建築陶器のはじまり館」です。近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライトが設計した帝国ホテル旧本館(通称・ライト館)の外壁を飾った「スクラッチタイル」や「テラコッタ(大型建築陶器)」の数々が展示されています。職人の手仕事と工業化の狭間で生み出された緻密なレリーフ陶器の数々は、日本の近代建築がどのように美を表現してきたかを物語る貴重な一次資料です。
さらに、来館者が自らの手でタイルモザイクや絵付けを体験できる「陶楽工房」、次世代の技術者育成や実験的プロジェクトを担う「ものづくり工房」が隣接しており、過去の遺産保存から現代の技術継承までが一続きの物語として有機的につながっています。