バスケ日本代表2023男子メンバー12名の真実|パリ五輪掴んだ奇跡の全貌
話題沸騰中の バスケ日本代表2023男子メンバー12名の真実|パリ五輪掴んだ奇跡の全貌について、多角的な視点を整理して公開しています。
大会を通じて日本中を狂熱の渦に巻き込んだのは、絶体絶命の窮地から見せた2つの大逆転劇でした。
第1章は、グループフェーズ第2戦のフィンランド戦です。第3クォーター終盤、最大18点差をつけられた場面で、当時22歳の河村勇輝が覚醒しました。相手のNBAオールスター選手、ラウリ・マルッカネンを前に果敢なステップバック3Pを沈めると、変幻自在のドライブからホーキンソンへのキラーパスを配給。河村勇輝のアシスト記録は大会を通じて世界屈指の数値をマークし、最終クォーターだけでチームを牽引して98-88の歴史的逆転勝利を呼び込みました。富永啓生のスリーポイントも要所で炸裂し、若き2人のケミストリーが欧州の強豪を呑み込んだ瞬間でした。
そして第2章、順位決定戦のベネズエラ戦で主役となったのが、チーム最年長スコアラーの比江島慎でした。第3クォーター終了時点で15点のビハインドを背負い、敗色濃厚な空気が漂う中、比江島が放ったシュートはことごとくネットを揺らしました。代名詞である「比江島ステップ」でペイントを切り裂き、マークマンの手が顔の前に伸びていても意に介さずタフショットを沈め続けました。第4クォーターだけで17得点、試合を通じて3ポイント7本中6本成功という驚異の決定力。試合後の記者会見で比江島が「何度もチームを勝たせられず悔しい思いをしてきた。やっと恩返しができた」と涙を滲ませたシーンは、長年苦難を共にしてきたファンを震わせました。
そして忘れてはならないのが、ジョシュ・ホーキンソンの日本国籍取得と、その直後の献身です。2023年2月に正式に日本国籍を取得したホーキンソンは、大会中ほぼ交代なしの40分フル出場を続けました。泥臭いルーズボールへ飛び込み、210cmを超える大男たちとリバウンド争いを演じ、大会最終戦のカーボベルデ戦でも勝負を決定づけるコーナースリーとブロックショットを披露。ホーキンソンの献身なくして、パリへの切符は100%あり得ませんでした。