4つ穴ボタンの付け方完全解説!絶対に緩まないプロ直伝の裏ワザ

4つ穴ボタンの付け方完全解説!絶対に緩まないプロ直伝の裏ワザにまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。

スーツのジャケットや、メルトンウールなどのヘビーオンスなコート生地にボタンを付ける場合、シャツと同じ手順で縫うと生地自体を破壊する事故につながります。重厚な衣服には、構造力学的な補強設計が不可欠です。

力ボタン(ちからボタン/裏ボタン)の絶対的な役割
高級スーツの内側や、コートの合わせの裏側を見ると、小さなプラスチック製または貝製のミニボタン(直径8〜10mm程度)が添えられているのを目にしたことがあるでしょう。これが「力ボタン」です。

厚手のウール地は繊維の結束が比較的緩く、表のボタンを直接縫い付けて強い引っ張りテンションがかかると、糸が布の目を広げて突き抜けたり、最悪の場合は生地そのものを引きちぎってしまいます。表ボタンと裏側の力ボタンで「布を面で挟み込むサンドイッチ構造」を作ることで、引っ張り応力を広い面積に分散させ、高価な表生地の裂傷を完全に防止します。

力ボタンを用いた縫製手順の勘所は以下の3点に集約されます。

  1. 針の運行:表ボタンの穴から通した針を、生地を貫通させて裏側の力ボタンの穴に通し、再び戻す動作を繰り返す。
  2. 長大な糸足の確保:コートの場合は生地厚が3〜5mmに達するため、割り箸やつまようじ2本を重ねて挟み、5mm以上の十分な糸足を確保する。
  3. 表側のみに根巻きを行う:根巻きは「表ボタンと生地の間」にのみ施します。裏側の力ボタンと生地の間を巻いてしまうと、裏ボタンが浮き上がって肌や裏地に引っかかる原因になります。
中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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