ランニングタイツの効果とは?着圧の科学と正しい選び方を徹底検証

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しかし、タイツを履けば誰もが速くなれるわけではない。むしろ選択を誤ると、逆効果へと転化するリスクを孕んでいる。代表的な失敗例が「過剰な締め付け」と「可動域の制限」だ。締め付けが強すぎるタイツや、サイズが小さすぎるものを着用すると、太ももや鼠径部の血管・リンパ管が圧迫され、血流障害を引き起こす恐れがある。本来、血行を促進して疲労物質の排出を早めるはずの着圧が、逆に浮腫や冷え、パフォーマンス低下の引き金となる。

また、筋力が十分に備わっている上級者が初心者用の重厚なサポートタイツを着用した場合、本来使うべき体幹や臀部の筋群がタイツの補強に依存し、自然なフォームの連動性が損なわれるケースもある。目的と自らの筋力レベルに合致していないタイツは、走りを重くする重荷になりかねない。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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