韓国起源説に中国が激怒する理由|キムチ漢服論争の真相と最新ネット反応

韓国起源説に中国が激怒する理由|キムチ漢服論争の真相と最新ネット反応の注目ポイントを詳しく解説してご紹介します。

ここで重要なファクトチェックを行う必要があります。日本や中国で広く知られている「韓国起源説」の中には、実在する韓国の学術的主張ではなく、中国国内のアジテーションやネット上のフェイクニュースが一人歩きした事例が少なからず混ざっています。

代表例が「韓国人が『孔子は韓国人だ』『孫文やイエス・キリストは韓国人だ』と主張している」という言説です。徹底的なファクトチェック取材の結果、韓国の主要大学の歴史学科教授や学術機関がこうした主張を公式に発表した記録は存在しません。発端は、韓国の無名ブロガーの荒唐無稽な書き込みや台湾・香港の掲示板発のジョークスレッドを、中国本土のクリックベイト(釣り記事)メディアが「韓国世論の主流」としてセンセーショナルに拡散したことでした。

しかし、韓国側にも火種を作った責任は厳然として存在します。1980年代以降の民族主義の高まりの中で、疑似歴史書『桓檀古記(ファンダンコギ)』を信奉する在野史家たちが「古代朝鮮帝国が中国大陸全土を支配していた」といった極端な言説を唱え、一部のテレビ局や政治家がそれに無批判に乗っかった過去があります。この「一部の極論をメディアが増幅する韓国側の隙」を「反韓感情を煽ってPVを稼ぎたい中国側ネットメディア」が格好の標的にしたというのが、現代の韓国起源説を巡る情報生態系の真相です。

伊藤 翔太

伊藤 翔太

フード&トラベルライター

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest