埋没毛の無理な取り出し方は危険?皮膚科医が明かす正しい治し方と予防策
埋没毛の無理な取り出し方は危険?皮膚科医が明かす正しい治し方と予防策の真相について、専門知識を詳しくお届けします。
そもそも、なぜ毛は本来伸びるべき毛穴の外ではなく、皮膚の内側へと潜り込んでしまうのでしょうか。埋没毛ができる決定的な理由は、日常的なムダ毛処理によって引き起こされる「皮膚の防御反応」と「毛先の鋭角化」にあります。
最も大きな原因となるのが、カミソリによる深剃りと毛抜きによる牽引です。カミソリで皮膚を引っ張りながら逆剃りすると、毛は皮膚の表面より奥で斜めに鋭く切断されます。一方、毛抜きで強引に引き抜くと毛根周辺の組織が微小断裂を起こし、毛穴周辺に出血や微小な炎症が生じます。
炎症を起こした肌は、外部刺激から組織を守るために角質層を急速に厚く硬くする「角質肥厚(ハイパーケラトシス)」を起こします。角質によって出口を塞がれた毛穴の奥で、斜めに尖った毛先が柔らかい皮膚の内側へ向かって伸びてしまうのです。さらに、処理後の乾燥を放置することで表皮の柔軟性が失われ、毛が皮膚を突き破れなくなる現象に拍車をかけます。