鼻からの胃カメラで苦しまないコツ|オエッを防ぐ脱力と呼吸法の全技術
今注目を集めている 鼻からの胃カメラで苦しまないコツ|オエッを防ぐ脱力と呼吸法の全技術について、詳しいまとめをご紹介しています。
経鼻内視鏡において「オエッ」をクリアした後に直面する最大の関門が「鼻腔を通過する際のツーンとした痛み」です。この物理的な摩擦痛を遮断するための基盤となるのが、胃カメラ鼻の局所麻酔手順です。前処置の流れを事前に把握し、能動的に処置を受けることで麻酔効果を最大限に引き出すことができます。
医療機関で実施される標準的な前処置は、以下のステップで進行します。
- 胃内消泡剤の内服:胃壁に付着している白い泡や粘液を除去し、観察視野を確保するための液体(ジメチコン等)を紙コップ半分ほど飲みます。
- 鼻腔血管収縮薬の噴霧:ナファゾリンや塩酸プソイドエフェドリンなどの点鼻薬を両鼻にスプレーします。鼻粘膜の毛細血管を急速に収縮させることで、鼻腔の通り道を物理的に広げ、同時に出血リスクを低減させます。
- 局所麻酔薬の注入(リドカインゼリー等):ゼリー状または液状のリドカイン麻酔薬を鼻腔の奥へ流し込みます。喉の奥に苦い麻酔液が落ちてきますが、可能な限り喉の壁にとどまらせてから飲み込むことで、喉の奥の感覚も鈍麻させます。
- 麻酔スティック(またはチューブ)による拡張と確認:スコープと同等またはやや細い柔らかいシリコン製カテーテルを鼻から挿入し、麻酔を浸透させながらスコープが無理なく通過できるかテストします。
ここで受診者が実践できる鼻からの胃カメラ痛くない方法の裏技が、「左右の鼻腔の事前申告」です。人間の鼻腔は外見上左右対称に見えても、内部の鼻中隔(真ん中の仕切り骨)がどちらか一方に曲がっているケースが成人人口の約70〜80%に見られます。処置室に入る前、自分で片方の小鼻を指で押さえ、交互に息を吸い込んでみてください。「明らかに空気が通りやすい側」を看護師や医師に「右鼻のほうがいつも通りが良いです」と伝えるだけで、狭い側の無理な挿入による激痛を未然に回避できます。