1畳は何平米?不動産表記1.62㎡の真実と失敗しない平米換算術

1畳は何平米?不動産表記1.62㎡の真実と失敗しない平米換算術の背景について、最新情報を基に徹底解説します。

大手SNSや知恵袋などのコミュニティでは、新生活をスタートさせた単身者からの切実な声が絶えません。

「図面には『6帖』と書いてあったのに、実家(関西)の部屋と比べて明らかに狭い」「幅120cmのセミダブルベッドとワークデスクを置いたら、クローゼットの扉が半分しか開かなくなった」――こうしたトラブルの背景には、図面上の数字と現場の有効寸法の間にある「2つの構造的な罠」があります。

第1の罠は、建築図面で採用される「壁芯(へきしん)計算」です。日本の建築基準法および不動産広告では、壁の厚みの中心線を結んだ面積を専有面積として計算します。しかし、居住者が実際に生活できるのは、壁の内側の表面から測った「内法(うちのり)面積」です。壁の厚みが15〜20cmある鉄筋コンクリート(RC)造マンションの場合、壁芯面積と内法面積の間には約5〜8%前後の目減りが必然的に生じます。

第2の罠は、室内に突出する柱と梁(インフレーム工法)の存在です。コストを抑えた中低層マンションでは、建物を支える太い柱が居室の四隅に食い込んでいるケースが多々あります。図面上は「6帖(約9.72㎡)」と表記されていても、1本あたり0.5㎡前後の柱が2本食い込んでいれば、実質的な床面積は1㎡以上奪われます。その結果、本来置けるはずだった家具の配置プランが根底から崩れ去るのです。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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