アブに刺された激痛と猛烈な腫れ!即効の応急処置と受診の目安
アブに刺された激痛と猛烈な腫れ!即効の応急処置と受診の目安にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。
なぜアブの咬傷は、蚊やブヨよりも圧倒的に痛いのか。その理由は、日本各地の野山に広く生息する大型種ウシアブなどの特異な口器構造にある。
アブは蚊のように細い針を皮膚へ滑り込ませるのではない。ハサミのような鋭利な大顎で皮膚を文字通り「切り裂き」、湧き出た血液を舐め取るように吸血する。物理的な組織破壊と、血液凝固を阻害する有毒な唾液タンパク質の注入が同時に行われるため、激痛とともに多量の出血を伴う。
日本皮膚科学会の見解でも示されている通り、虫刺症に対する生体反応は即時型と遅延型が複雑に交錯する。皮膚科学の知見によれば、初回接触時よりも過去に刺された経験がある人間ほど強い免疫応答が惹起され、患部が硬結(しこり)化して数カ月間も色素沈着や痒みが残存するケースが少なくない。