プーさんの著作権切れの真相とホラー映画化|二次創作と商用利用の罠
プーさんの著作権切れの真相とホラー映画化|二次創作と商用利用の罠の最新情報をご紹介します。役立つ情報が詰まっています。
2023年に劇場公開され世界的な物議を醸した映画『プー あくまのくまさん(原題:Winnie-the-Pooh: Blood and Honey)』は、低予算ホラーでありながら、制作費約10万ドルに対して全世界興行収入が500万ドルを突破する異例の商業的成功を記録しました。映画製作者のリース・フレイク=ウォーターフィールド監督は、海外メディアの公式インタビューで「パブリックドメインになった瞬間、誰にも止められない新たな物語を描く権利が生まれた」と語っています。
この映画化が可能になった理由は、イギリスの作家A・A・ミルン 原作の児童小説『Winnie-the-Pooh』が、1926年の出版から米国法に基づく95年間の保護期間を満了し、2022年1月1日にパブリックドメイン(知的財産権の公有状態)へ移行したためです。著作権の保護期間が終了した著作物は、社会全体の共有財産となり、原著作者の許諾を得ることなく自由に利用、翻案、二次創作を行うことが法的に認められます。
なお、原作第2作『The House at Pooh Corner』(1928年刊行)で初登場した人気キャラクター「ティガー」についても、2024年1月1日をもって米国での著作権が満了し、続編映画などで本格的にホラー描写へ投入されるなど、原作由来の要素が段階的に公有化されています。