点字の打ち方はなぜ右から?初心者向け器具の使い方と6点入力の基本
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手書きで点字を打つためには、主に「点字器(または点字盤)」と「点筆(てんぴつ)」、そして「専用の点字用紙」の3点を使用します。
点字器は、枠に紙を挟み込んで固定する構造になっており、1文字ごとに縦3点・横2点のガイド穴(セル)が並んでいます。携帯性に優れた小型の手帳型点字器から、机の上に広げて長文を作成できる大型の点字盤まで用途に応じた種類が存在します。
器具を正しく扱うための基本手順と注意点は次の通りです。
1. 点筆の正しい持ち方
点筆は鉛筆のように斜めに握るのではなく、人差し指を点筆の背(上部)にまっすぐ添え、親指と中指で挟み込むように垂直に保持します。紙に対して針が直角に当たるように構え、手首のスナップを利かせて上から「プチッ」と小気味よい手応えがあるまで押し込みます。斜めに力を入れると紙が裂けたり、裏面の突起が歪んで読みにくくなったりするため注意が必要です。
2. 点字用紙の厚さ選び
点字に使用する用紙は、一般的なコピー用紙(約64g/㎡)では代用できません。薄い紙を使うと点筆の針で穴が貫通して破れてしまい、指で触れるしっかりとした凸起が形成されないためです。標準的には四六判換算で110kg〜135kg程度(官製はがきと同等かやや薄手の上質紙・ケント紙)の厚紙が用いられます。適度なコシと繊維の粘りがある用紙を選ぶことが、触読しやすい綺麗な点を作る条件となります。