今台風はどこ?気象庁・米軍データが示す進路予想と列島直撃の危機
今台風はどこ?気象庁・米軍データが示す進路予想と列島直撃の危機の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。
気象関係者の間で緊張が走っているのが、21日(月)から22日(火)にかけての気圧配置の変化です。ウェザーニューズや日本気象協会(tenki.jp)の最新解析によると、台風25号は日本の南をゆっくりと北上したのち、太平洋高気圧の縁を回るようにして徐々に進路を北東へと変え、伊豆諸島近海から東日本太平洋側へと接近するルートを辿る見込みです。
ここで多くの人が抱く「台風上陸の可能性はあるのか?」という疑問に対しては、現時点の予報円の中心を結ぶルートを見る限り、中心が陸地に直接上陸する可能性と、沿岸部スレスレを通過(いわゆる「房総沖・伊豆沖通過ルート」)する可能性の双方が拮抗しています。しかし、気象学的な見地から警鐘を鳴らさなければならないのは、「上陸するか否か」という言葉の定義にとらわれる危険性です。台風が陸地に上陸しなくても、中心の東側に広がる危険半円が陸地にかかれば、上陸時と同等以上の暴風と記録的豪雨が生活圏を直撃します。
すでにtenki.jpの気象解説が指摘するように、関東甲信や東海地方では、夜間にかけて局地的に道路が冠水するような激しい雨が降る恐れがあります。台風の北上に伴い、南からの暖湿流と北からの寒気がぶつかり合うエリアでは線状降水帯が形成されやすく、自治体から発表される土砂災害警戒情報や避難指示のトリガーが引かれる可能性は刻一刻と高まっています。