わずか1キロの差で着順が激変!競馬の勝敗を操る斤量の真実とは
わずか1キロの差で着順が激変!競馬の勝敗を操る斤量の真実とはの全貌を丁寧に掘り下げてご紹介します。
競馬界で日常的に使われる「斤量」という言葉だが、公式な競走ルール上の正式名称は「負担重量」である。明治時代から昭和初期にかけて日本で用いられていた重量単位「斤(約600グラム)」に由来し、今も現場やメディアで広く定着している。
計量の対象は極めて厳密だ。騎手が身につける勝負服、ヘルメット、ブーツ、鞍、ゼッケン下に入れるパッド類がすべて計測される。ただし、馬の頭部に装着する頭絡やハミ、蹄鉄、そして安全用のプロテクターベスト(定められた規定重量分)などは計算外となる。
レース前には「前検量」が行われ、規定通りの重さがあるか確認される。激しいレースを終えた直後にも、上位入線馬の騎手は直ちに「後検量」の秤に乗らなければならない。もし発汗などで体重が減り、規定より一定以上軽くなっていれば失格処分が下される。斤量はコンマ1キロの狂いも許されない絶対的な規律なのだ。