犬にチョコは絶対Ng!致死量と症状が出る時間・緊急対処法を徹底解説
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動物病院に到着した後、獣医師がどのような処置を行うのか、そしてどの程度の費用が発生するのかを把握しておくことは、緊急時の冷静な判断を助けます。動物病院での治療費と処置内容は、誤食からの経過時間と全身状態によって大きく異なります。
【摂取から2時間以内の処置:催吐処置と吸着療法】
チョコレートがまだ胃の中に留まっている段階であれば、静脈注射等(トラネキサム酸やアポモルヒネなどの催吐薬)を用いて安全に嘔吐を促します。吐き出された内容物を確認後、消化管内に残存した毒素が血中に吸収されるのを防ぐため、医療用活性炭製剤を経口投与して毒素を物理的に吸着させ、下剤を併用して速やかに便として排泄させます。
【大量摂取や時間経過時:胃洗浄と集中治療】
高カカオチョコを致死レベルで摂取した場合や、すでに意識が朦朧として催吐処置が危険な場合(気管への誤嚥リスクが高い場合)は、気管挿管を行って全身麻酔下での胃洗浄が選択されます。さらに、すでに血中に移行したテオブロミンの排泄を促すため、持続的な静脈点滴(輸液療法)を行い、利尿を促進させます。不整脈が出ている場合は抗不整脈薬、痙攣がある場合は抗痙攣薬を投与し、心電図モニター監視下でのICU管理となります。
気になる費用相場ですが、日本の小動物臨床は自由診療であるため各病院によって規定が異なります。一般的な目安として、日中の催吐処置と血液検査、吸着剤処方のみで帰宅できる軽度ケースであれば1万5,000円〜3万円程度で収まることが多いです。しかし、夜間救急診療での受診(夜間診療加算が1万〜2万円前後上乗せ)、全身麻酔下での胃洗浄、静脈点滴を伴う2〜3日間の入院集中治療となった場合、総額は8万円〜15万円以上に跳ね上がります。
処置を終えて無事に帰宅できた場合でも、油断は禁物です。テオブロミンは体内で再吸収を繰り返す特徴があるため、帰宅後最低48時間は犬が誤食した時の経過観察ポイントを徹底してください。尿の排泄ペース、歩行時のふらつき、夜間の突然の体温上昇や呼吸の荒れがないかを細かく見守り、少しでも異変があれば再受診する警戒心が必要です。