五・一五事件とは?犬養毅暗殺の真相と二・二六事件との違いを徹底解剖

五・一五事件とは?犬養毅暗殺の真相と二・二六事件との違いを徹底解剖について知っておくべき ポイントを分かりやすく解説いたします。

青年将校たちが命懸けの武力行使に踏み切った背景には、当時の日本が直面していた深刻な社会不安と、為政者に対する根深い不信感がありました。

第1の要因は、「昭和恐慌」による国民生活の困窮です。世界恐慌の余波と冷害が重なり、東北地方をはじめとする農村部では、欠食児童の急増や身売りが横行するなど、悲惨を極める状況が続いていました。農村出身の兵卒を間近で見ていた青年将校たちは、国民の塗炭の苦しみを救えない社会構造に強い憤りを抱いていました。

第2の要因は、政党政治の腐敗と財閥との癒着です。立憲政友会と立憲民政党の二大政党は、激しい党利党略の争いに終始し、疑獄事件や金権スキャンダルを頻発させていました。「特権階級と財閥が私利私欲を貪り、民衆を見捨てている」という危機感が、彼らを「昭和維新(国家改造)」という過激な思想へと走らせる引き金となったのです。

さらに、1930年のロンドン海軍軍縮条約締結を巡り、軍部が「統帥権の干犯である」と政府を激しく非難していたことも、軍内部で反政府感情が爆発する決定的な要因となりました。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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