南海トラフ海底地震津波観測網DonetとN-Netで何が変わるのか
南海トラフ海底地震津波観測網DonetとN-Netで何が変わるのかを詳しくリサーチ! 読者が気になる トピックの裏側を分かりやすく展開します。
南海トラフ沿いで異常な現象が観測された際に発表される「南海トラフ地震臨時情報」。この情報発信の根拠となるデータの多くを供給しているのも、DONETやN-netをはじめとする防災科学技術研究所 海底観測網です。
南海トラフ地震臨時情報 判定基準には、想定震源域内でマグニチュード7.0以上の地震が発生した場合(一部割れ・前震シナリオ)だけでなく、プレート境界における「ゆっくりすべり(スロースリップ)」の観測も含まれます。DONETの水圧計データや地殻変動データは、目に見えないプレートの固着状態の変化を察知するために欠かせません。
震源域の半分が破壊された後に残る半分が連動する「半割れ」ケースの評価においても、海底観測網が捉える余震活動の推移やひずみ変化が、専門家による評価検討会の迅速な判断を支えています。