手足口病とヘルパンギーナの違いは?発疹・熱・大人の重症化を解説

手足口病とヘルパンギーナの違いは?発疹・熱・大人の重症化を解説の疑問点について、専門知識を詳しくお届けします。

夏風邪は「子どもの病気」と侮られがちですが、大人が初感染した際、あるいは免疫低下時に感染した際の症状は極めて苛烈です。小児期に獲得した抗体はウイルスの遺伝子変異や型の違いによって通用しない場合があり、看病にあたった保護者がダウンする例が後を絶ちません。

大人の手足口病における三大リスクは以下の通りです。

  • 足裏の激痛による歩行困難:大人の発疹は皮膚の深部に生じやすく、体重がかかる足裏に硬い水疱が多発すると、まるで画鋲を踏んでいるかのような激痛で直立や歩行が困難になります。
  • 全身の倦怠感と40度近い悪寒:子どもは微熱で済むケースでも、成人の免疫系が過剰に反応することでインフルエンザ並みの高熱と激しい関節痛を引き起こします。
  • 数週間〜1ヶ月後の爪の剥離(爪脱落症):特にコクサッキーA6型手足口病の治癒後、爪の根元の製造ラインが一過性にダメージを受けることで、指先や足先の爪が根元から浮き上がり、剥がれ落ちる現象が報告されています。

ヘルパンギーナに大人が感染した場合も、水を飲み込むことすら耐え難いほどの喉の激痛(嚥下痛)が生じ、唾液をティッシュに吐き出しながら耐えるような過酷な病状に陥ります。脱水症状や栄養不良に直結するため、点滴治療や強力な鎮痛薬の処方が必要になるケースも少なくありません。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest