てんとう虫の幼虫は益虫か害虫か?毒の危険性と見分け方を徹底解説
てんとう虫の幼虫は益虫か害虫か?毒の危険性と見分け方を徹底解説について見逃せない 理由を分かりやすく解説いたします。
成虫の愛らしい姿からは想像もつかないほど、幼虫期における食欲は凄まじいものがあります。農業試験場の研究データや生態調査によると、代表的な肉食性種であるナナホシテントウの幼虫は、孵化してから蛹化(ようか)するまでの約10日〜14日間のあいだに、1匹あたりおよそ600匹〜1000匹以上のアブラムシを捕食します。
幼虫は1齢から4齢(終齢)へと脱皮を繰り返しながら急激に巨大化し、終齢幼虫になると1日だけで50匹〜100匹近くのアブラムシを殲滅します。彼らは獲物を視覚ではなく、触覚の接触や獲物が分泌する甘露の匂いを頼りに索敵し、見つけるやいなや鋭い大あごで噛みつき、消化液を注入して体液を吸い尽くします。
成虫も同様にアブラムシを食べますが、羽を持っていて他の場所へ飛翔してしまう成虫に対し、移動能力が限られる幼虫はその場に留まって集団を根絶やしにするため、園芸現場における害虫防除効果は幼虫のほうが圧倒的に高いと評価されています。いわば「歩く生体農薬」として、無農薬栽培やIPM(総合的病害虫管理)において極めて重要な価値を持っています。