ジブリ『かぐや姫の物語』帝の顎はなぜ尖る?怪演声優と原作の真実
ジブリ『かぐや姫の物語』帝の顎はなぜ尖る?怪演声優と原作の真実についての疑問解決ガイドをお届けします。
Q1:帝のアゴが尖っているのは作画崩壊やミスなのですか?
A1:作画ミスではありません。高畑勲監督およびキャラクター設計の田辺修氏が意図的に設計した演出表現です。平安の貴族文化における美男子の記号(面長)を踏襲しながら、他者の感情を顧みない傲慢さや肥大化した自意識を視覚的に象徴するために、あの極端な造形が与えられました。
Q2:帝の声を担当した声優は誰ですか?なぜ起用されたのですか?
A2:歌舞伎俳優の中村七之助氏です。高畑監督は、身勝手で滑稽な台詞を品格のある美声で自然に語れる人物として七之助氏を指名しました。先に音声を収録するプレスコ方式が採用され、七之助氏の繊細かつ浮世離れした発声に合わせて作画が制作されています。
Q3:帝に抱きつかれた後、かぐや姫はなぜ月に帰ることになったのですか?
A3:帝からの強引な抱擁と傲慢な言葉に極限の恐怖と絶望を感じたかぐや姫が、無意識のうちに「助けて」と月に救いを求めてしまったためです。月に願った瞬間、地球での生活を終わらせて月に戻る契約が自動的に成立してしまい、姫自身の意思では取り消すことができなくなりました。
Q4:原作『竹取物語』の帝もジブリ版と同じように嫌な人物だったのですか?
A4:全く異なります。原作の帝は教養深く分別のある人格者として描かれています。かぐや姫に求婚を断られた後も力尽くで迫ることはせず、3年間にわたり和歌を交わす誠実な文通相手でした。姫が月に帰った際には深い悲しみに暮れ、富士山の名前の由来となるエピソードを残しています。