感染リスク状態の看護計画|Op・Tp・Ep立案の根拠と個別化の秘訣

感染リスク状態の看護計画|Op・Tp・Ep立案の根拠と個別化の秘訣の重要ポイントをご紹介します。最新トレンドが満載です。

Q1:感染リスク状態(実在型ではないリスク型問題)の看護目標は、どのように記述するのが適切ですか?
A1:リスク型問題の目標は「問題が顕在化しないこと(予防)」が主軸となります。単に「感染しない」と書くのではなく、「創部周囲に発赤・腫脹・浸出液がなく、正常な創傷治癒過程をたどる」「カテーテル留置部からの逆行性感染を起こさず、予定日までに抜去できる」「患者自身が手洗いの重要性を説明でき、食前・排泄後に実践できる」といったように、評価可能な具体的状態を記載します。

Q2:術後の患者で、吸収熱と創部感染の熱を現場で見分けるポイントはどこにありますか?
A2:発熱の出現時期(タイミング)と局所所見の有無が最大の判別点です。侵襲に伴う吸収熱(無菌性術後熱)は通常、術後24〜48時間以内にピークを迎え、48〜72時間後には自然軽快に向かいます。一方、創部感染(SSI)は通常術後3〜7日目以降に発症することが多く、熱の再上昇に加え、創部の自発痛・圧痛の増強、発赤の拡大、皮下の緊満感や熱感を伴います。術後3日以降のCRPの再上昇や体温の上昇傾向は、創部や肺、尿路の感染を強く疑うトリガーとなります。

Q3:認知症患者がカテーテルや点滴を触ってしまう場合、TPとEPはどのように個別化すべきですか?
A3:言葉での教育(EP)のみで行動変容を期待することは困難であるため、環境調整と身体的アプローチ(TP)を中心に組み立てます。カテーテル類を衣服の下に通して視界に入らないよう工夫する、挿入部を弾性包帯やアームスリーブで覆う、点滴側の腕を刺激しないよう輸液ルートの長さを適切に確保するなどのTPを講じます。同時に、抜去行動の背景にある不快感(尿道違和感、皮膚テープのかゆみ、拘束感)をアセスメントし、不快感の原因を解消するケアを計画に盛り込むことが個別化の鉄則です。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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