笹川平和財団は怪しい?日本財団との違いや評判・採用の実態を徹底解剖
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笹川平和財団(The Sasakawa Peace Foundation: SPF)の成り立ちを理解するには、昭和の戦後復興期にまで時計の針を戻す必要があります。同財団は1986年(昭和61年)、モーターボート競走法の生みの親であり、日本船舶振興会の創設者である笹川良一氏の主導によって設立されました。
設立当時の日本はバブル経済の絶頂期にあり、国際社会における経済的プレゼンスが急拡大する一方で、「日本は金だけ出して汗をかかない」「国際貢献のビジョンが見えない」という激しい批判にさらされていました。この外圧に対し、政府の公式外交(トラック1)だけでは手が届かない民間外交(トラック2)を展開し、国際理解と平和構築を推進する恒久的なプラットフォームとして構想されたのが同財団です。
その後、2015年には海洋問題の専門シンクタンクであった「シップ・アンド・オーシャン財団(海洋政策研究財団)」を合併。これにより、国際関係・安全保障・海洋環境を網羅する総合政策シンクタンクへと進化を遂げました。現在、日本財団の会長を務める笹川陽平氏は良一氏の三男としてグループの理念を継承しつつも、同財団の名誉会長として大所高所から助言を行う立場に留まり、日常的な財団運営は独立した理事会組織に委ねられています。