キンキとキンメダイの違いを徹底解剖!見分け方・味・価格の決定打
キンキとキンメダイの違いを徹底解剖!見分け方・味・価格の決定打の見逃せないポイントを一挙に解説しました。
鮮魚売り場に並ぶ両者を一目で見分けるためには、魚体の特徴的な部位を数点チェックするだけで十分です。もっとも分かりやすい識別ポイントが背びれ中央部にある黒い斑紋(黒斑)の有無です。キンキ(標準和名:キチジ)の背びれには明確な黒い染みのような斑点が存在しますが、キンメダイの背びれには黒斑がなく、全体が一様な赤色から薄紅色を呈しています。
もう一つの決定的な違いが目の構造と輝きです。キンメダイはその名の通り、光を当てると瞳の奥にある反射層(タペタム)がギラリと金色に輝きます。眼球自体も体に対して非常に大きく、丸みを帯びて前方を向いています。一方のキンキは、北海道や東北で「メンメ」と呼ばれるように大きく飛び出した目を持ちますが、キンメダイのような強い金色の反射は見られません。
生物分類学上、キンキはスズキ目カサゴ亜目(旧分類:カサゴ目)フサカサゴ科キチジ属に属する底生魚です。体型はずんぐりとした円筒形に近く、頭部にはカサゴ特有の鋭い棘(トゲ)があります。対するキンメダイはキンメダイ目キンメダイ科キンメダイ属に分類され、左右から押しつぶされたような平たい体高のあるフォルムをしており、頭部に目立つトゲはありません。深海魚 赤い魚 種類の中でも、この2種は進化の系統樹において遠く離れた存在です。