エンタシスとは?法隆寺とギリシャ神殿を繋ぐ建築美の真相を解明

エンタシスとは?法隆寺とギリシャ神殿を繋ぐ建築美の真相を解明について専門的な視点から解説いたします。最新の情報をご確認ください。

日本国内でエンタシスの典型として必ず名前が挙がるのが、世界最古の木造建築群として名高い奈良・法隆寺(西院伽藍)の金堂および中門の柱です。

法隆寺金堂の柱を正面から眺めると、柱の中央よりやや下の位置がふっくらと膨らんでいることがはっきりと確認できます。飛鳥時代の宮大工たちが手掛けたこの加工には、以下のような特徴と意図がありました。

巨大で重厚な瓦屋根を支える木造建築において、細い直線の柱では視覚的に頼りなく、重さに耐えかねているような不安定な印象を与えてしまいます。そこで柱にふくよかな丸みを与えることで、重量感のある屋根を軽々と支えているような力強さと温かみのある安定感を生み出しました。木材という天然素材の持つ温もりと相まって、飛鳥建築特有のおおらかで荘厳な美しさを形作っています。

松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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