季語「竹の秋」はなぜ春なのか?竹の春との違いや驚きの真相を徹底解説
季語「竹の秋」はなぜ春なのか?竹の春との違いや驚きの真相を徹底解説の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。
竹の生態が織りなす哀愁と静けさは、江戸時代以降の多くの俳人たちを魅了し、数々の名句を生み出してきました。
俳聖・松尾芭蕉をはじめとする蕉門の俳人たちも、竹の持つ独特の生滅に深い関心を寄せていました。竹林に差し込む光や乾いた葉擦れの音は、俳諧の基本理念である「侘び・寂び」を体現する格好の題材だったのです。
江戸中期の俳人・与謝蕪村は、生活のワンシーンと竹の秋を鮮やかに切り取っています。
「竹の秋 畳の上を 箒ゆく」(与謝蕪村)
初夏の風に乗って室内へと舞い込んできた乾いた竹の落葉を、箒(ほうき)で静かに掃き清める様子を詠んだ一句です。新緑の明るい季節でありながら、室内に舞い散る落ち葉の音に一抹の寂寥感が漂う、蕪村ならではの繊細な絵画的描写が光ります。
また、近代俳句の祖である正岡子規も竹の秋の風景を数多く残しており、周囲の山々の深い緑と竹林の淡い黄色とのコントラストを鮮明に描き出しています。