ミスチルとコステロの関係|シーソーゲームに隠されたオマージュの真相

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ビジュアル面のみならず、サウンドプロダクションにおいてもエルヴィス・コステロからの強いインスピレーションが確認できます。『シーソーゲーム』の元ネタ・音楽的下敷きとして専門家やリスナーの間で一致して挙げられるのが、コステロの1977年の名曲『Mystery Dance(ミステリー・ダンス)』および『(The Angels Wanna Wear My) Red Shoes』です。

跳ねるようなパブロック調のエイトビート、軽快に転がるピアノのリフ、そして性急なカッティングギターのアンサンブルは、まさに初期コステロサウンドのトレードマーク。小林武史のアレンジによるブラスセクションの導入によって華やかなJ-POP仕様にビルドアップされているものの、リズム隊のグルーヴはUKパブロックの乾いた質感を色濃く宿しています。

比較項目Mr.Children『シーソーゲーム』Elvis Costello『Mystery Dance』他音楽的背景・分析評価リリース年 / 時代1995年(J-POP黄金期・CDバブル)1977年(ロンドン・パンク勃興期)約18年の時を隔てたUKロックからJ-POPへの文脈転換ビジュアル表現黒縁メガネ、モッズ風スーツ、内股ステップ太縁メガネ、タイトなジャケット、内股ポーズコステロのアイコニックな容姿を桜井が意図的に完全再現ビート・リズム構造アップテンポなロックンロール+ホーン隊疾走するパブロック、ロカビリー的ドラムビートの跳ね感とピアノのアタック感に明確な共通性楽曲の立ち位置ミリオン達成・収益を全額震災義援金へ寄付デビューアルバム収録のパンキッシュな初期名曲リスペクトを通じて洋楽の粋を大衆ポップスへ昇華
鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

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