なぜヤマザキマザック美術館は絶賛されるのか?評判と見どころを徹底解剖
なぜヤマザキマザック美術館は絶賛されるのか?評判と見どころを徹底解剖に関する詳細情報を詳しくまとめました。詳細な解説をチェックしましょう。
数ある美術館のなかでも、ヤマザキマザック美術館に対する来館者の熱量は際立っています。その最大の理由は、単に名品を並べるだけでなく、「作品が描かれ、愛でられていた当時の空間そのものを再現する」という徹底した鑑賞設計にあります。
5階に広がる絵画展示室は、18世紀フランスの貴族が客人を迎えた邸宅のサロンを彷彿とさせます。壁面には作品の時代背景に合わせた豪奢なダマスク織の絹布が惜しみなく張られ、天井高や照明の光量に至るまで綿密に計算されています。さらに愛好家を驚かせるのが、多くの絵画作品が保護ガラスなしの露出展示(額装ガラスを通さない展示)で鑑賞できる点です。画家の繊細な筆致(タッチ)や絵の具の厚み、ひび割れに至る質感まで、まるで息づかいを感じられるほどの至近距離で向き合えます。
この比類なき環境を実現させたのが、工作機械メーカーとして世界中に高精度なマシニングセンタを供給してきたヤマザキマザックの創業者・山崎照幸氏の美意識です。「機械づくりを通じて世界に貢献するだけでなく、世界の人々に愛される本物の美を分かち合いたい」という確固たる理念のもと、約30年以上の歳月をかけて収集されたコレクションは、企業の単なる資産保有を超えた本物の情熱に裏打ちされています。