レジューサーとは?同心・偏心の違いとエアー溜まりを防ぐ取付基準の全貌

レジューサーとは?同心・偏心の違いとエアー溜まりを防ぐ取付基準の全貌の疑問点について、分かりやすい解説を詳しくお届けします。

配管系統において異なるサイズのパイプ同士を接続し、配管口径変更を行うために組み込まれる配管継手が「レジューサー」です。日本語では「異径管(いけいかん)」や「縮小管」とも呼ばれ、図面や仕様書では「RED」と略記されます。英語の「Reduce(減らす・縮小する)」に由来しており、設計上は流速の最適化、圧力損失の調整、あるいはポンプやバルブといった機器の接続ポート径にパイプ径を合致させる目的で使用されます。

プラントエンジニアリングの現場で初学者が直面しやすい疑問の一つに、「レジューサーとインクリーザー(Increaser)は何が違うのか」という点があります。機能面から見れば、どちらも異なる管径をつなぐ継手であることに変わりはありません。しかし、配管業界における商習慣と規格体系によって呼び分けが明確に存在します。

一般的に、プラント配管や高圧プロセスライン(JIS規格配管やASME規格)では、径を絞る・広げるの双方向を含めてすべてレジューサーと呼称します。一方、建築給排水や下水道設備などの塩化ビニル管(PVC/JIS K 6739など)の分野では、流れの方向に対して管径を拡大する継手を「インクリーザー(IN)」、縮小する継手を「レジューサー」と厳密に呼び分ける文化が定着しています。プロセス配管の実務においては「すべてレジューサーと総称される」と理解しておけば設計ミスや発注ミスを防ぐことができます。

接続方式には、高圧・高温ラインで確実な気密性を担保する溶接式レジューサー(突合せ溶接式・差込み溶接式)をはじめ、中低圧配管向けのねじ込み式、メンテナンス時の脱着性を重視したフランジ式が存在し、ラインの使用圧力・流体危険度に応じた適切な選定が求められます。

松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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