世界三大恐竜博物館の真相|福井がカナダ・中国と並ぶ決定的な理由

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インターネット上の掲示板やSNSでは、時折「世界三大恐竜博物館というのは、日本の観光行政が勝手に言っているだけの自称ではないのか?」という疑問が投げかけられます。「日本三大〇〇」のように、国内向けのキャッチコピーとして作られた言説ではないかという疑念です。

報道資料や古生物学会の歴史的記録を検証すると、この表現の発端は単なる観光協会の宣伝文句ではありませんでした。1990年代から2000年にかけて福井県立恐竜博物館が開館準備を進める過程で、世界的な古生物学者たち(カナダのフィリップ・J・カリー博士や中国の董枝明博士ら)が相互の研究拠点を訪れ、化石産出地直結型のメガミュージアムとして互いの施設規模と学術的価値を認め合った発言がメディアや業界紙に報じられたことがルーツとなっています。

確かにユネスコや国際博物館会議(ICOM)といった国際機関が公式に定めた格付け制度ではありません。しかし、海外の恐竜専門書やドキュメンタリーにおいても、ドラムヘラー、自貢、勝山は「化石発掘現場と直結した3大メガサイト」として並列で扱われるのが通例です。

また、この3館は時代設定の面でも見事な相補関係にあります。 自貢恐竜博物館が「ジュラ紀中〜後期」、福井県立恐竜博物館が「白亜紀前期」、ロイヤルティレル古生物学博物館が「白亜紀後期」の恐竜群をそれぞれ専門的に網羅しているため、古生物学の歴史軸において3館を巡ることで中生代の恐竜進化史を完璧にトレースできるという学術的必然性があるのです。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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