19世紀末から3B政策を展開した国はどこ?ドイツの狙いと大戦の真相を徹底解説

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「19世紀末から3B政策を展開した国はどこか」という問いに対するストレートな答えは、ドイツ帝国(帝政ドイツ)です。1888年に29歳の若さで即位したドイツ皇帝ヴィルヘルム2世が強力に推進した対外進出路線であり、ドイツ語圏の首都から中東の心臓部までを鉄路で結ぶという、前代未聞のメガプロジェクトでした。

ドイツが掲げた「3B」とは、以下の3つの戦略拠点の頭文字(B)を指しています。

  • ベルリン(Berlin):ドイツ帝国の首都であり、ヨーロッパ大陸における政治・工業の中枢。
  • ビザンティウム(Byzantium):オスマン帝国の首都イスタンブールの旧称(歴史的呼称)。東西交易の十字路。
  • バグダード(Baghdad):現在のイラクの主要都市であり、メソポタミア地方の拠点、さらにはペルシア湾への出口。

この計画の基軸となったのが、ドイツ資本によるバグダード鉄道の建設です。19世紀末のドイツは、第二次産業革命に完全成功して鉄鋼や化学工業で英国を追い抜く勢いを見せていました。国内で溢れかえる工業製品の輸出先、そして重化学工業に不可欠な石油や農産物などの資源調達先として白羽の矢が立ったのが、当時「瀕死の病人」と侮られて領土解体の危機に瀕していたオスマン帝国領域でした。

さらに見逃せないのが軍事・地政学的な野心です。当時、世界の海洋航路はイギリス海軍(ロイヤルネイビー)が圧倒的な力で制圧していました。これに対しドイツは、「陸路の鉄道網」を支配することで海軍力に頼らずに中東からペルシア湾、さらにはインド洋の喉元へと直結するルートを確立しようと試みたのです。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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