昔のマウスにあった「重いボール」の謎!消えた理由と掃除の記憶
昔のマウスにあった「重いボール」の謎!消えた理由と掃除の記憶を詳しくリサーチ! 読者が気になる 情報と解説を凝縮して配信します。
当時のオフィスや学校のパソコン室では、定期的に「マウスのカーソルが斜めにしか動かない」「右に動かしているのに引っかかる」というトラブルが日常茶飯事でした。その原因のほぼ100%が、内部ローラーへのゴミの蓄積です。
マウスパッドや机の上の微細なホコリ、手のひらから分泌される皮脂や手垢が、転がるボールに付着して内部へと吸い上げられます。そして、ボールを常に強く挟み込んでいるプラスチック製ローラーの表面に押し固められ、やがて「黒くて硬い帯状の汚れ」となってこびりつきました。この汚れがローラーの直径を狂わせたり摩擦を低下させたりすることで、トラッキングエラーを引き起こしていたのです。
当時のヘビーユーザーや情シス担当者にとって、ボールを取り出して爪楊枝やマイナスドライバーでローラーの汚れを削り落とし、綿棒と無水エタノールで拭き上げる作業は欠かせないルーティンでした。時にはボール自体のゴムが経年劣化で加水分解を起こし、ベタベタになって操作不能になるというハードウェア特有の寿命問題も抱えていました。