稲垣潤一『クリスマスキャロルが流れる頃には』秘話と最新リマスター
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楽曲の骨格を支える哀愁を帯びたメロディラインは、チューリップのリーダーとして数々の名曲を生み出してきた財津和夫の手によるものだ。マイナーコードを基調としながらも、サビで一気に開花するキャッチーな展開は、日本人の琴線に触れる歌謡曲の美学と洗練されたポップスが見事に融合した傑作と言える。
この重厚な楽曲を爆発的なメガヒットへと導いたのが、1992年に放送されたドラマ『ホームワーク』とのタイアップだった。主演キャストが織りなす複雑な恋愛模様と、劇中に重なるサウンドが完璧にシンクロ。さらにフジテレビをはじめとする主要テレビ局の音楽特番や年末の特別番組でも大きく取り上げられ、シングル売上は140万枚を超える大記録を打ち立てた。