震災2年の絶望からなぜ復活?輪島キリモトが挑む漆器革命の全貌を独占取材

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2024年1月1日に能登半島を襲った大地震は、輪島塗の産地に壊滅的な打撃を与えた。多くの工房が全壊・半壊の憂き目に遭い、職人たちの生活基盤は一瞬にして奪われた。しかし、絶望の淵に立たされながらも、キリモトの代表である桐本泰一氏と職人たちは歩みを止めなかった。プレハブの仮設工房での作業再開から始まり、金沢や東京でのポップアップ展示を通じて、支援の輪を国内外へと広げていったのだ。

2026年を迎えた今、輪島の現地には単に元の姿に戻すだけでなく、より開かれた「ものづくり拠点」としての新たな工房が姿を現しつつある。震災で割れてしまった古い木地や漆器の破片を金継ぎや独特の研ぎ出し技法で再構築した「記憶の再生シリーズ」は、復興への祈りと職人魂が込められた逸品として発表されるやいなや完売。災禍を経験したからこそ生まれた力強い造形美が、人々の心を揺さぶっている。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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