衆議院と参議院の違いを徹底比較!どちらが強いのかと優越の深層
衆議院と参議院の違いを徹底比較!どちらが強いのかと優越の深層に関する主要なデータを分かりやすく解説いたします。
Q1:衆議院と参議院の議員バッジや給与(歳費)に違いはありますか?
A1:国会議員としての給与(歳費)や期末手当、文書通信交通滞在費(調査研究広報滞在費)などの待遇は、衆議院も参議院も法律上まったく同額です。議員バッジのデザインも中央に11枚の菊の花弁があしらわれた菊花紋章で共通していますが、裏面の刻印(「衆」または「参」)や、バッジを取り巻くエンジ色の布台座の形状にわずかな違いがあります。身分や格式に上下関係はありません。
Q2:なぜ総理大臣は衆議院議員から選ばれることが多いのですか?参議院議員でもなれますか?
A2:憲法67条では「内閣総理大臣は、国会議員の中から指名する」と定められており、法的には参議院議員が首相に就任することも完全に可能です。しかし、衆議院には「内閣不信任決議権」があり、首相の進退を直接握っていること、さらに首班指名選挙で両院が対立した際に衆議院の指名が優先される「衆議院の優越」があることから、政権基盤の安定を考慮して慣例的に衆議院議員から選ばれています。憲政史上、参議院議員のまま首相に就任した例はありません。
Q3:参議院で否決された法案を、衆議院が「3分の2で再可決」した例は本当にあるのですか?
A3:実際に存在します。代表的な事例は、2007年から2009年にかけて発生した「ねじれ国会」の局面です。第1次安倍政権から福田・麻生政権下において、自公与党は衆議院で3分の2以上の議席を保持していましたが、参議院では野党・民主党が過半数を握っていました。この間、新テロ特措法や道路整備財源特措法などの重要法案について、参議院で否決された後に衆議院で3分の2以上の賛成をもって再可決・成立させた歴史があります。ただし、再可決の乱用は世論の強い反発を招くため、極めて政治的コストの高い手段です。