手根管症候群の正しいマッサージ方法|悪化を防ぐセルフケアと最新治し方
手根管症候群の正しいマッサージ方法|悪化を防ぐセルフケアと最新治し方の実践テクニックを分かりやすく案内します。どなたでも必見の内容です。
手首の手のひら側には、骨と「屈筋支帯(くっきんしたい)」と呼ばれる強靭な靭帯に囲まれた手根管というトンネルが存在します。この狭い空間の中を、指を曲げる9本の腱とともに「正中神経(せいちゅうしんけい)」が通過しています。手指の酷使、ホルモンバランスの乱れ(妊娠・更年期)、加齢、あるいは関節リウマチや糖尿病などによる局所のむくみによって内圧が高まると、神経が締め付けられ、支配領域である親指・人差し指・中指・薬指の親指側に特有のしびれや鈍痛が生じます。
小指には一切しびれが出ない点が、首のヘルニアなどと見分ける大きな特徴です。まずは現在の状態を把握するため、整形外科の臨床現場でも用いられる2つの代表的な手根管症候群セルフチェックを行ってみてください。
① ファレンテスト(Phalen test):
胸の前で両手の手の甲をぴったりと合わせ、手首を直角に90度曲げた状態を保持します。この姿勢を60秒間キープした際、指先のしびれや痛みが明らかに強くなる場合、手根管内圧の上昇による正中神経の圧迫が疑われます。
② ティネル徴候(Tinel sign):
手のひらを上に向け、手首のしわの中央付近を反対側の指先で軽くトントンと叩きます。指先(特に人差し指や中指)に向かってピリッと電気が走るような放散痛がある場合、神経障害が起きている可能性が高いサインです。