伝説の日活女優たちの光と影|黄金期の素顔・転換点から現在の姿まで
伝説の日活女優たちの光と影|黄金期の素顔・転換点から現在の姿までの注目ポイントを丁寧に掘り下げてご紹介します。
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日活の歴史は、青春映画・アクション路線の黄金期と、1970年代以降のロマンポルノ期に大別されます。時代ごとの代表的な女優陣の経歴、転換点、その後の足跡を以下の比較表に整理しました。
女優名主な代表作・活動期路線転換・引退・移籍の契機編集部の見解・現在の評価吉永小百合『キューポラのある街』
『いつでも夢を』
(1960年代看板)1969年に日活退社、フリーへ。
映画中心の独立したキャリアを形成。主演映画は120本を超え、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を歴代最多受賞。国民的映画女優として揺るぎない地位を保持。浅丘ルリ子『緑はるかに』
『紅の翼』
『男はつらいよ』リリー役日活専属から舞台・テレビへ。
映画会社に縛られない表現者へ脱皮。舞台『カルメン』等で演劇界でも頂点を極める。80代を迎えても凛とした気品と圧倒的なオーラで活動を継続。松原智恵子『恋人岬』
『あいつと私』
(日活三人娘)1971年の路線変更に伴いテレビドラマへ本格進出。日活随一の出演本数を誇り、テレビ・映画のバイプレーヤーとして円熟した名演を披露。上品な母親・祖母役で定評。芦川いづみ『硝子のジョニー』
『陽のあたる坂道』1968年に俳優・藤竜也との結婚を機にスパッと完全引退。引退後は一切表舞台に出ず、伝説の清純派として神格化。近年のDVD化や名画座リバイバルで若い世代のファンが急増。白川和子『団地妻 昼下りの情事』
(ロマンポルノ初期)1971年のロマンポルノ第1作で大ヒット。後に一般作の個性派女優へ。「日活を倒産の危機から救った大恩人」。実力派バイプレーヤーとして名監督たちの作品に欠かせない重鎮に。宮下順子『実録阿部定』
『赫い髪の女』ロマンポルノ看板からキネマ旬報主演女優賞を獲得し一般映画界へ。情念と知性を併せ持つ演技で国内外から高い芸術的評価を獲得。現在も映画・舞台で重厚な存在感を放つ。