亀は何類?両生類に見えて実は爬虫類である決定的理由と甲羅の秘密
亀は何類?両生類に見えて実は爬虫類である決定的理由と甲羅の秘密の背景について、専門知識を詳しくお届けします。
Q1:カメ、イモリ、ヤモリ、トカゲの分類はどう見分ければいいですか?
A1:「カメ・ヤモリ・トカゲ」は乾燥した皮膚や鱗を持ち、陸上に卵を産む爬虫類です。一方、「イモリ・カエル・サンショウウオ」は湿った皮膚を持ち、水中に卵を産んで幼体時はエラ呼吸をする両生類です。名前に「モリ(守)」が付くイモリ(井守=水辺を守る=両生類)とヤモリ(家守=陸の家を守る=爬虫類)の違いを覚えると判別しやすくなります。
Q2:カメの性別はどうやって決まるのですか?
A2:多くのカメ類は、卵が孵化する時期の「地中温度」によって性別が決定(温度依存性決定:TSD)します。一般的に卵の周囲温度が高い(約29〜30℃以上)とメスが生まれやすく、温度が低いとオスが生まれやすいという特性を持っています。近年の地球温暖化によってウミガメの孵化個体がメスに偏る現象が国際的な環境問題として議論されています。
Q3:スッポンもカメの仲間ですか?甲羅が柔らかい理由は?
A3:スッポン(スッポン科)も正真正銘の爬虫類・カメ目の仲間です。スッポンの甲羅は他のカメのように硬い角質板を持たず、柔軟な厚い皮膚(コラーゲン層)で覆われています。これは水底の泥や砂に素早く潜り込み、水中を俊敏に泳ぎ回るための特化適応を果たした結果です。
Q4:カメは冬の間、息を止めて冬眠しているのですか?
A4:冬眠中のカメは水温の低下とともに体温が下がり、心拍数や呼吸などの代謝活動を極限(通常の数パーセント以下)まで落とします。酸素消費量が極めて微量になるため、肺呼吸の頻度を劇的に減らし、総排出腔や皮膚粘膜からの微弱なガス交換のみで春まで生存することができます。