「疲れたよパトラッシュ」は言ってない?本当のセリフと最終回の真相
「疲れたよパトラッシュ」は言ってない?本当のセリフと最終回の真相について押さえておきたい 事実を厳選して解説いたします。
アニメ本編における最終回のあらすじと、ネロたちが追い詰められていった直接的な死亡理由を振り返ると、極めてシビアな社会的要因が浮かび上がります。
祖父ジェハンを病気で亡くしたネロは、唯一の生活の糧であった牛乳運びの仕事を失います。さらに、風車小屋の火災で放火犯の濡れ衣を着せられて村中から孤立。起死回生を懸けた絵画コンクールでも落選し、クリスマスの前日に家賃滞納を理由に住まいを追い出されました。
大吹雪の中を彷徨う中で、ネロは風車小屋の持ち主であるコゼツ旦那が落とした大金(大金貨の入った財布)を拾い、それをアロアの母に届けます。自分は何も食べず、パトラッシュだけを預けて姿を消したネロは、最後の力を振り絞ってアントワープのノートルダム大聖堂へと向かいました。
大聖堂には、普段は分厚いカーテンで覆われ、高額な観覧料を払わなければ見ることのできない巨匠ピーテル・パウル・ルーベンスの祭壇画『キリスト昇架』と『キリスト降架』が掲げられていました。月明かりに照らされ偶然カーテンが開いた瞬間、ネロは念願だった2枚の絵画を鑑賞します。
ネロとパトラッシュの死因は、長期間にわたる重度の栄養失調(飢餓)に加え、氷点下の大聖堂内で夜を明かしたことによる偶発性低体温症(凍死)です。救済を信じた少年の肉体は、物理的な限界を迎えて力尽きました。